CINTE25 ハイライト:銀鷹、次世代繊維の新展開 — 安全防護&水解繊維
- Ellen Li
- 9月12日
- 読了時間: 3分

2025年9月3日から5日にかけて、第18回中国国際産業用繊維・不織布展示会(CINTE25)が上海新国際博覧センターにて盛大に開催されました。山東銀鷹化繊有限公司は、安全防護と水解用途という二大核心分野に焦点を当て、多彩な旗艦製品を披露し、力強い存在感を示して展示会の注目の一角となりました。

安全防護分野では、山東銀鷹化繊は自社独自の技術を活かし、さまざまなニーズに応える製品群を展開しています。ラインアップには、福之鷹®有機系難燃繊維、福之鷹®無機系難燃繊維、鑭鷹®希土類抗菌・抗UV繊維、そして鑭鷹®希土類蓄熱・保温繊維が揃い、それぞれが異なる使用環境における課題を解決します。
有機系難燃繊維は、低発煙・無毒性・融滴なしに加え、柔らかく快適な着心地を実現し、産業用防護具や消防・救助装備、プロ用作業服、さらには家庭用インテリアまで幅広く活用されています。
一方、無機系難燃繊維は、優れた難燃性と断熱性を兼ね備え、マットレスやソファークッションなどの家具用中材に多く採用されています。
さらに、希土類抗菌・抗UV繊維は、大腸菌や黄色ブドウ球菌、カンジダ菌に対して99%以上の抗菌性能を発揮。強力な紫外線防御機能も併せ持ち、アウトドアウェアや高級Tシャツ、ニット、ルームウェア、ヨガウェア、ハイエンドランジェリーといった多彩なファッション分野で注目されています。
加えて、希土類蓄熱・保温繊維は蓄熱技術によって高い快適性を実現し、寒冷環境での安全防護具に二重の防護性と保温性をもたらします。
全体として、これらの製品は「安全」「快適」「多用途」という価値を兼ね備え、産業から生活シーンまで幅広く新しい可能性を拓いています。


水解用途の分野では、同社は展示会のテーマである「サステナビリティ」と強く呼応する超短繊維を披露しました。この製品は生分解性の原料を用い、特殊な加工技術によって製造されており、都市の下水環境において自然に分解されます。従来の水に流れにくく、詰まりの原因となりがちな製品が抱える課題を解決し、フラッシャブルウェットティッシュやソフトティッシュなどに幅広く利用されています。
さらに、この革新的な繊維は、下流のメーカーにとっても環境負荷の少ない生産を可能にする重要な原材料となり、グリーンなものづくりの実現を力強く後押ししています。

展示会では、同社ブースに国内外のバイヤーやパートナーが多数訪れ、大きな関心を集めました。実演や技術プレゼンテーションを通じて、銀鷹チームは製品の核心的な優位性と市場での応用例を紹介。多くの来場者が協力への意向を示し、中には技術提携やカスタマイズ製品開発など、より深い協業に強い関心を寄せる顧客も現れました。
CINTE25への出展は、銀鷹にとって技術力と製品イノベーションを示す重要な場であると同時に、業界エコシステムへのさらなる統合や将来の発展トレンドを捉える絶好の機会ともなりました。今後も同社は「イノベーションによる進歩」を推進し、「サステナビリティの追求」を長期的な目標として掲げ、産業用繊維分野への貢献を深めていく方針です。製品と技術の高度化を継続的に進めることで、産業用繊維業界の高品質な発展に、より大きな活力を提供していくことを目指しています。
(寄稿:化学繊維研究開発部 鹿泽波)

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